|経営者が現場に入るという選択
運営を始めてしばらくすると、次に直面するのが体制づくりの問題です。
誰が現場を見るのか。どこまでを経営者が担い、どこからを任せるのか。
この記事では、体制づくりの初期段階で私が選んだやり方と、そこから見えてきた現実について整理します。
経営者自ら現場に入るという判断
体制づくりの初期段階では、私自身が現場に入りました。
理由は、現場を知らなければ、将来、職員を指導することも、現場の問題点を把握することもできないと考えたからです。
このため、運営を任せる前に、まず自分が現場を理解する必要があると判断しました。
経営者が現場に入ることの負担
当然ですが、経営者が現場に入ることで、自分自身への負担は大きくなります。
経営と現場の両方を同時に考える必要があり、時間的にも体力的にも余裕はありません。
現場に入ったことで見えた変化
一方で、現場に入ったことで、自分の判断基準が職員に伝わったと感じています。
日々の対応や判断を通じて、言葉にしなくても判断基準が伝わり、その結果、徐々に現場職員だけで運営できる体制に近づいていきました。
私の場合、完全に任せられるようになるまでには、おおよそ半年ほどかかっています。
判断基準は自然には伝わらない
現場に入って実感したのは、自分が思っているほど、スムーズに自分の考えは周囲に伝わらないということです。
だからこそ、判断基準を意識的に言語化し、共有することが重要だと感じました。
経営者の考えを、どの場面で、どのように判断するのかを言語化しなければ、任せることはできません。
事業所ごとに異なる体制になるという現実
現在は、複数の事業所を同様の考え方で運営していますが、事業所ごとに雰囲気やカラーは異なります。
職員のバックグラウンドや経験、考え方が違えば、体制の形も自然と変わります。
当初は、すべての事業所を同じカラーにしようと考えていましたが、そうはなりませんでした。ここが大変な点でもあり、面白い点でもあります。
体制は人が作り上げるもの
現在は、会社としての幹の部分は私の考え方に沿って整え、枝葉の部分は職員に任せています。
体制は、最初から完成形を作るものではなく、人が関わる中で自然に形作られていくものだと考えています。
これから体制づくりを考える人へ
体制づくりでは、最初から正解を作ろうとしすぎないことが重要です。
どこまで自分が入り、どこから任せるのかを考え続けること自体が、体制づくりの一部だと思います。
この記事が、体制づくりに悩む方にとって、現実的な判断材料になれば幸いです。

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