ここまでの記事で、私は繰り返し「設計がすべて」と書いてきました。
未経験でも可能です。
実際に私は福祉経験ゼロから法人を設立し、現在4店舗を運営しています。
一昨年伴走した方も、法人設立からスタートし、現在2店舗目を準備中です。
未経験だから無理なのではありません。
しかし、未経験だからこそ、最初の判断がすべてを決めます。
法人設立はスタートではない
多くの方が最初に動くのは法人設立です。
会社を作れば前に進んだ気がします。
しかし実際には、法人設立はスタートではありません。
・どの制度区分で戦うのか
・定員をどう設計するのか
・単位区分を跨がない設計になっているか
・損益分岐点はどこか
・準備期間を何カ月見込むか
・資金はどこまで耐えられるか
これらを決めないまま会社を作ると、後戻りできません。
準備期間の現実
今の私でも、物件が決まっている状態で新規開設まで最低6カ月。
物件がない状態なら9カ月は必要だと考えています。
未経験者がこれを短縮できる可能性は低い。
さらに、開設初月から満員になるわけではありません。
黒字化まで約6カ月かかりました。
つまり、
・準備期間
・立ち上がり期間
両方を耐える資金と設計が必要です。
現場を知らない経営は続かない
この事業はサービス業です。
保護者対応があり、
職員との信頼関係があり、
支援の難しさがあります。
現場を知らない経営者は、職員と同じ土俵で話ができません。
「現場は任せる」という姿勢では、
この分野は持ちません。
制度と現場の両方を理解する必要があります。
それでも、未経験者には可能性がある
ここまで読むと、怖くなるかもしれません。
しかし、未経験者には強みがあります。
まだ何も決まっていないことです。
既存事業者は構造を変えにくい。
未経験者は最初から設計できます。
最初に正しい判断をすれば、
4店舗まで拡大することも可能です。
逆に、最初の判断を誤れば、修正は困難です。
一人でできるのか
結論から言えば、一人でも可能です。
しかし、時間と試行錯誤を積み重ねる覚悟が必要です。
私は試行錯誤しました。
危ない判断もありました。
フランチャイズに入りかけ、
物件を勢いで契約しそうになり、
コロナで稼働が落ちました。
今振り返れば、
最初に設計していなければ、続いていません。
伴走の意味
私は未経験から始めました。
だからこそ、未経験者がどこで迷うか分かります。
法人設立前に何を決めるべきか。
どこで判断を誤りやすいか。
どの数字を見落としやすいか。
これは、経験しないと分かりません。
もし今、
・参入を考えている
・法人設立を検討している
・何から始めるべきか迷っている
のであれば、
まずは冷静に、構造を整理することをおすすめします。
結論
重症心身障害児向け事業は、未経験からでも可能です。
しかし、
設計なしでは危険です。
法人設立はゴールではありません。
設計がスタートです。
一人で進むこともできます。
ただし、最初の判断がすべてを決めます。
迷っている段階であれば、
焦って会社を作る前に、一度立ち止まることをおすすめします。

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